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昨日のマモグラム

日本の医療制度とアメリカの医療制度の違い。アメリカにいる以上、結構なお金を出すのが普通。その代わり、医者とはいつでも連絡が取れる。電話でもメールでも。採血の結果、レントゲンの結果もメールで説明される。「会う必要があります」と言われたら行く。その他は私の自由。その代わり、保険代がバカみたいに高い。

昨日は定期検診。マモグラムを10分で終えて、「数時間後に結果出るから」とテクニシャンに言われた。ちなみにマモグラムのテクニシャンは女性。男性を雇ったとしても、女性は彼を嫌がると分かっている以上、雇う意味がないのだ。彼女とおしゃべりしながらすぐに10分がたった。

彼女にした質問。

両肩の関節炎。「どこまで悪化しているかとレントゲンして来て」と言われ、病院に行った。レントゲンのテクニシャンは若い男性。両肩のレントゲンである以上トップレスで撮られる。嫌だけれど、触る訳じゃない、と自分に言い聞かせてレントゲンを撮った。その直後、「ブラジャーするの、手伝おうか」と言われた。

「ノーサンキュー」と答えた私。答えたは良いけれど、気持ちの混乱が激しい。これってセクハラ?じゃないよね。両肩の関節炎なんだから、肩を動かさなくてはと思い聞いてくれたのだ。そう思いたい。でも、知らない男性にブラジャーするのを手伝ってもらうのは根本的に嫌だ。

数年間、友達に「どう思う?」と聞いたのだが、みんな同じく、セクハラなのか意図的に気を遣ってくれたのか。誰に聞いても、「微妙」と言う。ならレントゲン関係の同じ仕事をしている昨日の女性のテクニシャンはどう思うかと聞いてみた。

彼女も同じ。「貴女が言っていること分かるけれど、どうなのかしら」とまさに同じく微妙。

微妙じゃないのは日本で受けたマモグラフィーと両胸の検査。テクニシャンも後から検査をした医者も男性。ポイントは、テクニシャンも医者も女性の看護婦やスタッフを呼ばなかった事。男性の医者は私の胸を触って乳がんの検査をした。アメリカではもう一人女性が部屋にいないと出来ない事なのだ。乳がん検査も子宮がん検査も男性の医者の場合、女性を部屋に呼ばないと検査してはいけないのだ。なぜなら、歴史的に男性の医者が女性の患者に対するセクハラが今まであって普通と言う時代から、良い加減に女性の患者の人権と気持ちと身体を守れ、と女性らが何十年も男性の医者にクレームし、やっと変わったのだ。

それが日本にない?それとも、男性の医者は私が外国人だから、また私の胸が大きいから、その他の理由で二人だけいるこの検査室で検査したのか。乳がん検査の一つには手で胸を触り、胸の中に何かがないかを探す。彼は私を触った。

これは2018年頃の話。

今はアメリカに住んでいる私。日本でこういう事があまりにもおきるのが日本を去った理由の一つ。これも事実。

「看護婦を呼んで」と当時の私は言えなかった。触られているのがショックで言葉が出なかったのだ。

日本とアメリカの違い。こう言うところで思い切り出てくる。今の私にはアメリカがベスト。また日本に住むことになるのかは答えられない。少なくても今は。

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