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アメリカのピザ

時々、私も夫も全く料理する気がない日があります。最近、結構頻繁に起きているのもちょっとしたチャレンジ。外食するとチップだ、飲み物がマジ高いので頼むか頼まないかなど混乱するのを避けるために、簡単いピザを頼みます。

シアトルには本当に美味しいピザのレストランが数軒あります。なかなか予約が取れないので、特別な機会にしか行かないのですがそれでも文句なし。待つ価値があるのです。近くに、配達してくれるピザ屋さんがあり、そこをいつも使っています。ガッカリした事が一度もない。食べるものに結構うるさい私も、ここのピザは本当に100点満点。ちなみに、お店の名前はパグリアッチ。Pagliacciと英語で書きます。シアトルではお店が何軒かあるので、超助かるのです。

大きなピザを頼むとその晩の夕食、次の日のランチ、うまくいけば、もう一食一枚のピザから食べられるのも嬉しい話です。

時々、「シーズンスペシャル」をやっていて、そこから選ぶか、普通のメニューから選ぶか。軽く30種類はあると思います。夫が「このシーズンスペシャル」頼もうといきなり言ったのが先週の木曜日。夫は、(聞いてこれ)ブロッコリ、チキン、椎茸、長ネギ、味噌バターソースとニンニク。和風ピザ。個人的に、チキンとピザはN Oな私。また、ブロッコリをピザにのせるなんて、冗談じゃない。でも、彼が好きそうな味だと言うのは聞いてすぐに分かったので、「良いじゃない、それを注文しなよ」とここまではオッケー。味の組み合わせ、美味しそうに見えるか、そしてガッカリしないかが私がピザを選ぶ基準。夫が「面白いのあるよ」とパソコンのメニューを見て、「イチジクとパンチェッタ。どう?」

これは良い。本当に美味しそう。

お互いに好きなシーズンスペシャルを選び、ピザの半分に私の、もう半分に彼のを。こう頼み、あとは待つだけ。届いたピザはまだ完全に熱い。早速、蓋を開けて拝見。これは本当に美味しそう。「先に食べて」と彼が言い、私が自分の半分から一切れ持ち上げて食べたのですが、こんな美味しいピザがあって良いのかと思うほど素晴らしい味でした。

今度は夫の番。ピザに味噌バターって私には想像できないのですが、日本食(と日本酒)が大好きな夫はもくもくと食べて彼も感動。「食べる?」と聞いてきたので、「ノー サンキュー」と断る私。

私のピザはバルサミコも付いているので、甘さとパンチェッタの塩っぽさと抜群。ピザはやはり次の日のランチ。夕食にも食べました。

さて。アメリカ料理と言って思いつくもの。ステーキ、ホットドッグ、ハンバーガー、そしてピザ。ステーキ以外は全部外国の料理。これを綺麗に導入し、いかにも「私たちが開発したレシピ」かのように振る舞うのがアメリカ人。でも、ピザはイタリア系。その前は中国にもあったようです。一般的に、アメリカ人はイタリア人、イタリア系アメリカ人が作ったピザを好みます。トッピングはそこまでうるさく拘らないけれど、ピザの生地。これが大事なのです。

シカゴを中心とした中西部。アメリカの真ん中と言うか、シカゴ以外はそこまで面白くないアメリカのど真ん中。シカゴのピザはディープディッシュと言って、生地が熱く、チーズと具がたっぷり中に入っていた、また上から生地となるので、単純に炭水化物ツーマッチ。

東海岸からアメリカに入ってきたピザはイタリア人が持ってきたもの。シカゴ近辺だけがなぜ違うのかは分からないけれど、生地が薄くてパリパリする。この生地が本場イタリアン、と聞きます。

パグリアッチのピザは生地薄め。具がのっても生地はそのままパリパリ感をキープするのです。ピザの生地をここまで薄くして具をのせてもヘニャヘニャにならない。これが出来るシェフとピザ屋さんは行列があって当たり前。近所のパグリアッチのお店もランチになると、ピザを一枚買いに来る客の行列。大したものです。

夫のピザの写真がこれです。ついでに自家製ソーセージも頼んだそうです。彼の言葉、「悪くはない」

だそうでした。s

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