暗殺されたC E O
こう言う事件に限って事件そのものに興味を持つのではなく、言葉に興味を持つ私。数日前にニューヨークで殺されたある保険会社の社長。余りにも大胆な殺人と言う事でニュースになったのと、保険会社がどれだけ悪質かも表に出したこの話。私が気になるのは、アメリカのニュースで「暗殺」と言う言葉を使っている事だ。
私が間違ってるのかな。暗殺って有名な人、大事な人など一般人には使わない言葉と思っていたのだが、普通のC E Oにも使われるの?C E Oはお金があるだけで、そしてどこかの大学のビジネススクールを出ただけて決して有名でもなければ、社会に取って重要な人物でもない。なぜ、こんな人にこれだけ大きな言葉が使われるのか。ちなみに、なぜ前阿部総理が殺された時に日本のマスコミは「暗殺」と言う言葉を使わなかったのか。
言葉を使って商売してきた私にとっては言葉のパワーというものは半端なく大事と認識している。言葉の意味、言葉がもたらす感情、言葉があるから出来る交渉とビジネス。これだけでも言葉のインパクトが分かる。
確かに事件そのものも奥があって内容的には面白い。こう言う言葉が適切ではないと知っていてわざと使う。本当にこう思っているからだ。人が人を殺すには相当な理由がないとやらない、と私は思っている。この事件の場合、この理由と言うのが殺されたC E Oよりも話題になっているのが今日のアメリカ。
この話題と言うのがアメリカの医療制度に大きく関わる話なので今日のブログでは深く説明しない。アメリカの医療制度と保険制度は日本では想像できないくらい悪質だからだ。
悪質?いいの、そんな言葉を使って?
いいの。後ほど理由を具体的に説明するから。アメリカの保険会社の悪質さと医療制度のおかしさを今度説明するから。日本人がどれだけ恵まれているか。アメリカ人がどれだけバカか。これを説明するには言葉を使うしかない。