ワルツ知事、次期副大統領へのコメントが完全に覆された
世界にどこに行っても、固定概念はありますよね。アメリカ人はこうだ。日本人はああだ。イギリス人は紳士的。フランス人は美しい。イタリア人は声と仕草が大きい。中国人はああで、オーストラリア人はこうで、ロシア人はこれまた要注意。などなど。
何をベースに私たちは他国の人々をこうでもない、あれは事実と決めるのでしょう。
アメリカ国内にももちろんあります。現在は大統領選挙が毎日、そして一日中テレビとインスタとラジオと新聞とポッドキャストとあらゆるところで話されています。共和党はハリス副大統領を批判する。そして、次期副大統領候補者のワルツ知事。先週だったでしょうか、彼を思い切りバカにしようとした共和党が思いがけない大失敗をしたのです(ざまみろ)。
ポイントはワルツ知事はミネソタ州の小中学校と高校に女性生徒の為にトイレに無料でタンポンを配布したのです。これをきっかけに共和党は、知事を
タンポン ティム
と呼び始めたのです。
共和党は現在、小中学校の給食(朝食と昼食)を無しにしようとしています。食べていないのは政府のせいではない。自分で食料品を確保せよ。国にばかり頼るな派です。
民主党は以前から色々な理由がある家庭、子供に毎日食事を与える事が出来ない家庭には学校側が無料で食事を出すべき派です。ワルツ知事は、現役中に生理が来てしまった女の子の為に無料でタンポンを。そして食べていない子供達への給食は出すものと正式なミネソタ州の法律にしたのです。
金がないのはお前らのせい、と言い張る共和党と全く違う考え方を持っている民主党。子供に給食を与えない、と(主に)アメリカ南部の州が発表していく中で、ワルツ知事の行動が正しいと声を出す人が増えています。
共和党のニュースキャスターも放送中に「タンポン ティム」を思い切りバカにしているので、「いい加減にやめろ」と「恥ずかしくないの?」と言う反発の声が大きいのはこれからの母国の政治を考えると、少しは微笑む私です。
ハリス副大統領が勝たないと本当に本当に怖いのです。冗談抜きで。
タンポン ティム。日本ではどのような政治家がこの考え方を持っているのか分からない私です。どこかにいるでしょう。そのような市民の為に、県民の為に、国の為に
働いているはずの政治家の中に一人はいると信じたいです。
聞いてますか〜、日本の政治家。政治って貴方個人の為にあるものではないのです。人の為に動くのです。貴方個人の評判がどーのこーのなんて全く関係ないのです。日本の国民の為に働いているはず。分かってますよね。分かってるのかな〜。
11月には堂々とハリス副大統領とタンポン ティムに投票します。